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仕事でストレス、そりゃ感じますよね。
収入を得るわけですから、多少嫌な事も我慢する事が必要な時もあれば、やりたくない仕事だってしなきゃ駄目な時はあります。
この「仕事でのストレス」というのは、皆様々だったり、またその時その時変わったりします。
例えば、上司との関係、同僚との人間関係、仕事内容、仕事量の事、通勤でのストレスなど様々だと思います。
私も昔、このストレスによってうつ病になった経験もありますし、出社拒否した経験もあります。
でも、それを克服して今があり、ストレスフリーとまではいきませんが、ストレス抱えないように仕事ができるようになっています。
そんな私の経験から、それぞれのストレスを克服した例を書かせて頂き、また、今現在どうやってストレスを抱えないよう生きているのかを書かせて頂きます。
ストレスから出社拒否に
私は高校卒業後すぐに某飲料メーカーに就職し、営業の仕事をする事になりました。
入社2年目で転勤する事になり、初めての寮生活となりました。
寮といっても、マンションの何部屋かを会社が借りていて、そこに入るわけですが、その寮は3DKの間取りに3人ずつ入るといった感じでした。
その3DKの部屋を3部屋借りていましたので、全員で9名、また、私の部屋のリビングが食堂となっていましたので、仕事が終われば全員がそこに集い食事をします。
私は非常に人見知りですし、あまり団体行動が得意ではないので、寮生とのコミュニケーションを取る事はあまりせず、部屋から出る事もあまりしませんでした。
そんな私ですので、もちろん先輩からも嫌われ、ちょっとした仲間はずれのような感じが続きました。
知らない土地だったので外にもあまりでず、仕事意欲もなく、遅刻もし、上司からも嫌われるようになり、ますます1人になっていきました。
ちょっと話すのは同期と唯一の後輩。
それでも、そういった人間関係や環境からのストレスが溜まっていき、会社に行く事が嫌になって行きました。
そんなある日、営業先で高熱が出て事務所に戻ると、上司から「そんな熱で帰ってくるな!」と一喝され、私はそのまま実家に帰ったのです。
それから数日間無断欠勤をし、上司から自宅に電話があっても電話に出る事はなく、布団の中でずっとくるまっていました。
それから数日たって出社しましたが、もちろん寮の先輩からはさらに無視されるようになり、今まで以上に居づらくストレスを感じる日々になりました。
きっかけからの変化
そんな日々から一転、変化が起き始めたのは、後輩が営業成績を上げはじめた頃からです。
それまで、営業成績など気にしていなかったのですが、後輩が成績を上げ始めた事で、悔しさに火が付き、負けず嫌いの自分が芽生えたのです。
ある夜、私は寮の布団の中で、「明日から皆がびっくりするような成績をとってやろう」と自分に誓い、そしてその翌日に大きな契約を2つ取ってきました。
それからも、営業で成績を上げる事だけに集中して毎日を過ごし、誓い通り皆がびっくりすうような成績を上げ、自分を煙たがっていた上司も掌返しで褒めてくるし、寮の先輩達も少しずつ声をかけてくれるようになりました。
後で先輩などにその時の話を聞きましたが、笑えるくらい漫画のような変わり具合だったので「こいつ面白いな」と思ってくれたらしいです。
その後は、上京する為に会社を辞めるまでの数年間、安定した成績を上げ、上司にも後輩にもある程度信頼されるような存在になり、仕事自体は大変でしたがストレスもなく楽しく生活する事ができました。
自分から変わる
といった経験ですが、成績を上げた上げないの話しは特に関係なく、ここで言いたいのは「自分から変わった」という事です。
私は転勤して、その環境や人間が嫌でストレスを感じて生活していましたが、自分から何かアクションを起こす事で回りがガラッと変わるという経験をしたのです。
特に、上司や同僚との関係でストレスを感じている人、とても多いと思いますが、回りが変わって自分のストレスが軽減される事はほぼないと思います。
これは、仕事関係なく、友達や恋人、家族に対しても同じですよね。
相手が変わる事を待っていても、永遠に変わる事はないと思います。
「自分を変化させる」
ちょっと難しいかもしれませんが、これでどれだけ周りが変化するか、それを見るのも楽しいものですよ。
ストレスからうつ病に
もう一つは、上京した後に、雇われ社長として4年間仕事をしていた会社での話しですが、私は社長でありながら「うつ病」の診断をされ、引きこもり生活を始めたのです。
その会社にはアルバイトで入社しましたが、半年後に正社員になり、その半年後に主任なり、さらにその半年後に社長になるといった超スピード出世でした。
まあ、10人ほどの会社でしたが、もちろん先輩や上司もいましたので、そういった人達から少し嫌な態度を取られる事もありましたね。
いきなり重責を担う仕事になりましたが、部下ともうまくやりながら楽しい生活をしていました。
ただ、その会社の仕事というのが、とある電話サービスの督促を専門に行うといった、ちょっと特殊な仕事内容だったのです。
その電話サービスの内容は詳しくは書きませんが、アダルト関係ですね。
そういったサービスを使って支払いをしない顧客に電話や郵送、メールなどで督促をし支払ってもらうというものでした。
私は、気軽な感じでアルバイトで入ったのですが、まさかその会社の社長になるとは思っても見ず、その仕事内容自体にストレスを感じるようになってきました。
顧客とのトラブルがあれば、口座を止められ、警察に行く事もあり、社長という重圧と、仕事内容自体へのストレスからうつ病になってしまい、引きこもり生活が始まったのです。
他にもプライベートな悩みもありましたが、この仕事に対してのストレスはもの凄く大きいものでした。
今から15年ほど前の話しなので、実際どれくらいの期間引きこもっていたか詳しい事は忘れてしまいましたが、ある事がきっかけでそのうつ病を克服する事ができ、また、ストレスなく会社に行く事ができるようになりました。
勇気を出した提案
その当時の会社のオーナーはもの凄く怖い存在でしたので、自分の意見を気軽に言える感じではなかったのですが、私はある日オーナーをカフェに呼び出しとある交渉をしました。
それは、私がずっとやりたかった音楽の事業。
たまたま、知り合いが素晴らしい楽曲を歌っていたので、自分でプロデュースをし、CDを作り売り込むという事業の流れをオーナーに話しました。
その場で曲を聞いてもらっている間は、心臓が飛び出るくらい怖く緊張しました。
こんな事業オーナーが良しとしてくれるわけない!と心で叫んでヒア汗をかいていました。
ところが、その曲を聞き終わったオーナーは、
「いいねー、これやろうよ」
と言ってくれたのです。
正直かなり驚き、私は泣いてしまったのを覚えています。
そして、それから大好きな音楽の新事業を始める事になりました。
結果をしては、その数カ月後、その会社を離れ、個人としてその曲を売って行く事になったのですが、気づけばうつ病など克服していましたし、ストレスどころか毎日ワクワクした楽しい毎日でした。
「辞める」という勇気
ここで私がこの仕事のストレスを回避でできたのは、ストレスに思っている仕事をする事を辞め、自分の好きな事や得意な事をするようにしたからです。
私のように雇われ社長という特殊な立場だと参考になりにくいですが、私がここの社員だったら会社を辞め、自分の好きな仕事を始めたと思います。
私の置かれていた立場は、「辞める」という選択ができない立場だったので、事業を変える提案から実現をしました。
まとめ
今、人間関係、仕事内容などでストレスを抱えて仕事をしている人に向けて、私のこの2つの経験から
● 自分から何かを変える(対人関係、仕事への向き合い方)
● 仕事をやめる(好きな事を始める)
という2つの選択肢しかないと思います。
自分から変わる事はとても難しいような気がしますが、自分から変わった時の周りの変化は必ずあります。
自分が変わる事によって、ストレスがなくなるなら絶対にそうした方が良いと思っています。
もう一つの、仕事を辞めるという事に関しても、とても難しい選択のようですが、会社を辞める事は思っているよりも簡単です。
おそらく、「辞めさせてくれない」「他の人に迷惑がかかる」「収入がなくなってしまう」などといった理由で辞めれないと思いますが、辞めてしまえば何とでもなりますし、あなたが辞めてしまっても、その会社は気にせず変わらずやっていきます。
収入に関しても、また新しい仕事を探せば良いですし、それをきっかけに新しい事を始める事だってできます。
1番駄目な事は、「ストレスを抱え続ける事」です。
私も精神的の強い方ではないので、つい先日も帯状疱疹になりました。
コロナ渦でストレスを感じてしまったんですね。
といったように、心や身体の病気に繋がってしまいますし、とても健康的とは言えません。
何より全然楽しくない毎日なんて嫌ですよね。
周りの環境なんて変わりません。
だから、そんなくだらないストレスから脱却する為に、ほんのちょっとの勇気を持って、この2つのどとらかを選択してみて下さい。
どちらを選択しても、後悔する事などないですよ。
是非、これからの人生、仕事でのストレスに侵される事なく幸せに楽しみましょう!
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管理人・ライター / TOMOYA
49歳男性。
web制作、webマーケティング、また音楽関連の会社を東京都内で経営。(2011年設立)
栃木放送「Leina✫color」パーソナリティ。
大手企業でのサラリーマンから、ミュージシャンを目指した極貧生活、20を超える業種のアルバイトや正社員を経て起業。私生活では4回の結婚を経験するなどジェットコースターのような人生を生きる。
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