仕事の事

会社経営を10年続けてきた率直な感想|そしてこれからやるべき事

会社経営感想

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お陰様で2011年に株式会社を設立して10年目に入っております。

2004年頃からの4年間も、とある会社の代表取締役として仕事をしておりましたが、その時はいわゆる「雇われ社長」でしたので、会社の代表としての責任はありましたが、やはり何かを決定するのはオーナーであり、「会社経営をしていた」という認識はあまりありません。

ただ、重責だけは担っていたので、普通の会社員では経験できない事はたくさんしてきましたね。仕事内容も異様でしたので。

今の会社は、私個人で全て出資した会社ですので、その時のように誰かの指示で動く事もなく、自由に経営を続けてきました。

自由と言っても、顧客がいたり従業員がいますので、全てが自由な訳ではないですが、私が思う会社経営をしてきたつもりです。

そして、とても小さな会社ではありますが、今まで全て黒字で決算させて頂きました。

話は少し変わり、今年は、世界的なコロナウイルスの大流行で、誰も想像できなかった1年になりましたね。

そんな中、独立して起業を考えている方、フリーランスになりたい方が増えてきているのか、私も色々と相談を受ける1年となりました。

今までいわゆる「雇われる生活」をしてきた方々は、雇われるという不自由さがありながらも、やるべき事をやっていれば安定した給料や休みがもらえるという、そんな生活が身体に染み付いていると思いますので、いざ独立となれば不安も大きいかと思います。

そんな中今回は、都内で会社を設立し、10年続けてきた今の率直な感想とちょっとしたアドバイス、そして、これから何をやっていくべきなのか、についてなど書かせて頂ければと思います。

起業なんて誰にでもできる

起業

まず始めに、会社経営を10年続けてきて1番感じる事は、「自分は会社経営に向いていない」という事です。

周りの色々な優秀な経営者を見てそう思うのではなく、実際に経験してそう思います。

私自身、生まれて起業するまでの38年間、1度も「起業したい」とか、「社長になりたい」とか思った事はありませんでした。

そもそも自分は向いていないと思っていましたし、組織の一員だからこそ輝けると思っていましたので。

いわゆる「2番手」には少し憧れましたけどね。

じゃあなんで起業したかというと、起業するしかなかったからです。

36歳の時に1度無職になり、色々な会社の面接を受けましたが、ことごとく落とされ、自暴自棄になっていた時期があります。

とある会社の面接で、こんな悪態をつかれた事も。

「36歳で大した学歴も実績もないくせに、こんな会社に入れると本気で思ってきたの?もう1回自分が書いた履歴書読んでみろよ」

と言って履歴書を投げ返されました。

本当にあるんです、こういう会社。

別にその会社を恨んで生きている訳ではないですが、名前は一生忘れませんね。

そしてその後、なんとか外資系の損保会社の営業として働く事になりましたが、半年の間にノルマが達成できずクビになりました。

そして、元部下が経営するSEO関連の会社に、何とか入れてもらう事ができましたが、1年半後、その会社は他の会社の傘下に入る事になり、社長と相談後、私は会社を離れる事になりました。

その時38歳。

また地獄の就活をする気力もなかったので、起業する事にした、という事です。

その時私ができた事は、営業と、なんとかホームページらしいデザインが出来る程度でした。

起業した際、資本金にしたのは100万円、そのお金も辞めた会社の社長に借りたのです。

起業後半年後から毎月15万ずつ返す約束で。

そんな私が起業したくらいですから、起業するのなんてとても簡単で、誰にでも出来る事なのです。

経営者になって気づく素晴らしさ

経営者

起業したての頃はもちろんお金もなく、営業や勉強をしながらの毎日でしたので、不安もありましたし、眠れない日もありました。

でも、今考えるととても楽しく充実していた時期でしたね。

ワクワク度で言ったら今より毎日ワクワクしていたように思います。

毎日色々な事を考え、挑戦する。

失敗ばかりでしたけど、その失敗こそが今まで利益を出せてこれた要因だと思っています。

そしてようやく利益が出て、従業員を入れて教育する。

その繰り返しをして、ようやく自分が実務をしなくても会社が回るようになり、ある程度のお金と自由を手にする事ができました。

お金もそうですが、自由な時間が増えるという事は素晴らしいです。

その時間を使って、また新たな事を考える事ができますし、色々な方とコミュニケーションを取る事もできます。

土日を外した平日に、ゆっくりデートする事だってできます。

そして、様々な情報も入って来やすくなる為、事業としても新しい事を始めやすくなります。

ホームページ制作だけで立ち上げた会社でしたが、この10年やってきた事だけでも、

ホームページ制作
SEO
各種デザイン(名刺・チラシ・パンフレット等)
システム開発
音楽制作
音楽レーベル運営
映像・CG制作
Webメディア運営

と様々ございますが、私がホームページ制作の実務だけを毎日していたら、こんな楽しい事業思いついたり、出来なかったと思います。

仕事と言えばもちろん仕事ですが、私は出来るだけ好きな事をやってこれましたし、それがまた経験になって新しい事にチャレンジする、そんな素敵なサイクルが生まれます。

1度経営者になってしまうと、もう普通の会社員には決して戻れないと思うくらい、全く違う毎日になりますので、もし起業を考えているなら、是非チャレンジしてもらいたいですね。

会社経営の中で唯一苦手な事

苦手

私が唯一苦手としている事がありまして、それは経理業務やその他の雑務です。

それも従業員を入れれば良いと思うかもしれませんが、私の場合それを誰かに任せる勇気がなく、嫌々ながら自分でやっています。

経理業務等を任せられないという事には理由があって、それはとあるトラウマから来ています。

私が5歳くらいの時、父親はとある会社の経営を手伝っていました。

共同経営まではいきませんが、それに近い仕事で、その為どちらかというと裕福な家庭でした。

しかし、その経営者がある時会社のお金を全部持ち逃げしてしまい、一日にしてその会社は無くなってしまいました。

無くなるだけならいいものの、父親は車を売ったり家を売ったりして、従業員に最低限のお金を払い、私達家族共々田舎に引っ越したのです。

それからはもちろん貧乏生活に。

そんな経験もあり、なかなか経理業務を任せる事ができなく、その為、決算前になると税理士から催促の電話が多くなり、叱られはしないものの、ちょっと呆れられていると思います。

でも、何かのニュースであったように、決算をしなかった、という事はもちろんありませんよ!嫌々ながらもちゃんとやってます。

とにかく色々な所から来る書類がとても苦手で、封筒を開けるのに蕁麻疹が出そうです。

でも、これも自分でやると決めたなら克服しないとですね。

これからやるべき事とは

やるべき事

私の会社経営の10年は、とにかく走り続け、たくさんの失敗を繰り返し、たくさん経験をしてきた期間だと思っています。

何も成功したなんて思っていませんし、未だに会社経営に向いていないと思ってしまいます。

自信があるない関わらず、センスがないと思っています。

その為、ある程度の利益を出しながらでも、会社の規模を大きくする事はできません。

ちょっとは憧れますけどね、株式上場とか、秘書とか、色々と。

でも、自分に欲というものがない為、おそらく今のような感じで当分は経営を続けていくと思います。

ただ、これからやっていくべき事を考えた時、今やっている事とは違う視点で物事を進めて行く必要があると思っています。

今年、世界的にコロナウイルスの大流行で、生活や仕事の仕方も随分と変わってきました。

占星術的に言うと、今年2020年の12月22日で、200年以上続いた「地の時代」というものが終わり、「風の時代」というものに変わるそうです。

お金や物質的なものを幸せの定義としてきた「地の時代」から、そういったものに囚われない本当に自分の幸せが中心の「風の時代」。

「地の時代」最後の年が、こういった世界的な混乱に陥り、皆がそれぞれ色々な事を考えた1年になったかと思います。

私もそういった世の中を目の当たりにしたり、また、この1年自分自身が感じてきた事は、これからはお金の利益だけじゃなく、もっと違うものを求めなければ駄目なのではないかと考えはじめました。

では、これからの時代、どういった経営をし、どういった生き方をする必要があるのか。

それは、今まで以上「自分らしく」という事をキーワードに、どれだけ楽しく、ワクワクできるかが鍵となると思うのです。

私自身、この10年ある程度好きな事をやってきましたが、もっと自分に正直に生きる事ができるのではないかと考えます。

自分がやりたい事、まだ出来てない事たくさんあります。

そして、会社のスタッフ達も、ただ会社の業務をするだけではなく、もっとそれぞれがワクワクできるような、そんな仕事が出来るような環境を作る事も必要だなと。

それについては、またスタッフ達と話し合いたいと思っています。

会社経営のススメ

ススメ

ここまで色々と書かせて頂きましたが、私は、本当にこの道を選んで良かったと思っています。

もし、会社を辞めて起業する事を考えている人や、就職するのを辞めて起業する事を考えている学生さんがいたら、是非やるべきだと思います。

失敗したって、この日本はちゃんと生かしてくれる国なんです。

何よりも、どんな事業であれ起業し、経営を続けていけば、想像もつかなかったような経験や発見を得る事ができる、そんな喜びがあります。

失敗するごとに強くなりますし、どんな偉い学者が書いた本を読むよりも勉強になります。

こんな状況の中起業するなど、とても勇気がいるかと思いますが、冒頭で書かせて頂いたように、私は2011年に今の会社を立ち上げました。

東日本大震災の直後です。
経済的にも、リーマンショック後です。

私は、ある大先輩の会社経営者の方に、こんな事を言われた事があります。

「俺の会社はもう倒産だよ、踏ん張りが効かなかった。昔のバブル時代に立ち上げて、すぐに大きな利益を得て、営業なんてしなくても会社は儲かった。でも、苦しい時を知らなかったから駄目なんだ。お前らみたいに、景気も悪い、状況も悪い中で始めた奴らは強いよ、そん中で利益を出せるんだから、だから必ず成功するよ。」と。

私も、社会に出てすぐバブルが崩壊しましたので、バブル期の経済の事はよくわかりませんが、年配の経営者の方からこのような話はたくさん聞きました。

今、こういった状況だからこそ、自分で何かを始め、進める。

本当にこういった経験をすると、今後どんな状況になっても、強く楽しく生きていけると思っています。

あんまり無責任な事は言えませんが、私のこの10年の感想は、「本当に良かった」これだけです。

10年後、きっと同じように「良かった」と思える日が来ると思いますので、起業やフリーランスを考えている方、是非チャレンジしてもらいたいと思っています。

それが自分らしく生きていける、必ずそのきっかけになります。

TOMOYA

管理人・ライター / TOMOYA 
47歳男性。
web制作、webマーケティング、また音楽関連の会社を東京都内で経営。(2011年設立)
栃木放送「Leina✫color」パーソナリティ。
大手企業でのサラリーマンから、ミュージシャンを目指した極貧生活、20を超える業種のアルバイトや正社員を経て起業。私生活では4回の結婚を経験するなどジェットコースターのような人生を生きる。

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