この記事の予想読了時間:約3分
会社を辞めたいと思う理由って人それぞれ。
でも、同じ人間でもその時その時、また理由が違います。
現在私は会社の経営者ですが、今までの人生で正社員として、いわゆるサラリーマンを5回(5社)ほど経験しましたが、やはりそれぞれ辞めた理由は違います。
1社目、高校新卒で入った某飲料メーカーを約9年勤め退職。
2社目、辞めたというより、その会社の代表取締役に就任。
3社目、某外資系損保会社を8ヶ月で退職。
4社目、某薬品会社を3日で退職。
5社目、SEO会社を1年半で退職。
といった感じです。
「会社辞めたらこの先どうしよう」と考えている方は凄く多いと思いますが、こうやって5回会社を辞めた私、現在会社経営者として9年、幸せな生活を送っています。
これって全然特別な事ではないんです。
逆に、それだけ経験をさせて頂いたからこそ今の自分がいると思っています。
でも、やはり会社を辞める時は色々悩みましたし、そんな簡単なものではありません。
ですので、今この記事を読んで頂いているあなたの気持ちも凄くわかるつもりです。
会社を辞めたいと思っている理由は、人それぞれ、またその会社によっても変わってきますが、私は「辞めたい理由」なんてどうでもいいと思っています。
なのでここでは「辞めたい理由」を追求したりするような事はしません。
ただ、「辞めれない理由」に関しては放っておく事ができませんね。
この「辞めれない理由」というのは、あなた自信が勝手に作り上げているもので、とてもやっかいなものです。
本来「辞めれない理由」なんてないですから。
では、この「辞めれない理由」というものを考えていきましょう。
辞めれない理由を誰かのせいにしてないか
もちろん私も会社を辞める時、すんなり辞めた訳ではありません。
以下のような「辞めれない理由」というものを持っていました。
- 自分が辞めたら他の人にしわ寄せがいく
- 収入がなくなる
- 上司に辞めると言いづらい
- この会社を紹介してくれた人に申し訳ない
- 良くしてくれた社内の人達を裏切るのではないか
- 自分のお客様に申し訳ない
皆さんもどれかに該当するのではないしょうでしょう?
「収入がなくなる」という理由に関しては一旦置いておいて、他の理由は自分以外誰かの事を考えての理由です。
でも、よく考えてみると、この人達、誰もあなたの人生を保証してはくれません。
一度しかない人生を、そんな事を考えて足踏みする理由なんてないのです。
しかも、あなたが思っている以上に、他の人は何も思いませんし、あっという間に忘れます。自分だけが気にしている事なんですね。
私も、今の会社を経営していて、辞めていった社員数名いますが、正直すぐに名前が出てこないレベルです。
すぐにいい人材が入ってきますしね。
全く気にしていないです。
ですので、もし、自分以外の誰かの事を気にして辞めれないと思っているなら、すぐにでもその考えは捨てましょう。
収入がなくなるという心配
「収入がなくなる」に関してですが、私も初めて就職した某飲料メーカーを辞める時は凄く思いました。
仕事は厳しかったですが、やはり大手ですので給料、ボーナス、手当等が良く、25歳くらいの時、確か年収600万ほどあったと思います。貯金はありませんでしたが。
そういった事もあり、高い収入や、大手というステータスを捨てる事にもの凄く抵抗がありました。
それでも私が27歳の時に辞める決意ができたのは、全て捨ててでも自由が欲しいという気持ちが勝ったからです。
急に、
「やばい、人生一回しかないのに、お金やステータス気にしてこのまま一生ここにいていいのか」
と思ったんですね。
今では笑われる話しかもしれませんが、その当時、シンガーソングライターを夢見てましたので、辞めてすぐ上京してきました。
貯金は確か20万円ほどでしたので、アパートを借りるお金で全てなくなり、上京した日からアルバイトを探す事にしました。
アルバイトもなかなか見つからず、お金も無く、池袋の西口公園で弾き語りをし、そこで頂いた小銭でパンを買って生活してました。
ホームレスの方に100円頂いた時はさすがにやばいと思いましたね。
でもこんな生活していて、一つも辛いと思った事はなかったです。
それよりも、自由になれた事、ワクワクする毎日がとても楽しかったです。
今ではその当時の話しが酒の肴となって面白おかしく話してます。
会社を辞める事も大きな経験
私の例はとても極端ですが、今の日本では残念ながら、お金がなくて餓死するような国ではないんです。なんとか生きていけちゃう国なんですね。
それは置いておいて、会社勤めをするという経験も、辞める決意をした経験も、辞めた後の経験も、全て後の人生に必要な経験なんです。
その時その時、あなたが思う方向に進む事がとても大事な事で、その時に出来る経験の積み重ねこそが、あなたの幸せな人生を作り上げてくれるはずです。
なので、会社を辞めなかった後悔よりも、辞めて後悔する方が意味のある後悔だと思っています。
このブログは全て私の人生経験を元に書かせて頂いてますが、今「会社を辞めたい」という事で悩んでいる人にとっては、とても大きな問題かもしれませんが、私からすれば正直全く大した事ないんです。
実際に会社に入った事も辞めた事も全て良かった事で必要な経験です。
そんな自分が今いるからこそ、会社を辞めたいと思っている人に、「今すぐ辞めましょう」と勧めます。
独立への不安は無意味な不安
では、冒頭であえて触れなかった「会社を辞めたい理由」に関しまして少しだけ書かせて頂きます。
確かに、辞めたい理由など人それぞれですので、これについて深く書くつもりはないのですが、会社を辞めて独立したい、フリーランスになりたいと思っている人に関して、もしかして一人でやっていく事への不安を抱えているのではないのかな?と思っています。
資金がない、準備ができていないなどが理由で「会社を辞めれない」と思っているかもしれません。
おそらく、そう考えている人は、ある程度資金が貯まっても、ある程度準備ができても動き出せないと思います。
自分で何かを始め、収入を得るという事はそういった事ではないのです。
「必要ない」まで言い切る事は出来ませんが、あまり意味がない事です。
自分で何かを始め、収入を得る、それを続けていくというのは実際にやってみないとわからないですし、失敗を重ねて修正し、強くなり、コツを掴む事でしか前に進めないと思います。
私も、小さな会社ですが、この9年間はその繰り返しですし、その繰り返しがあったからこそ今収益を出せていると思っています。
独立やフリーランスになる事への不安から会社を辞めれない人は、まず、辞めるという行動を起こしてみませんか?
一人で何かを始めるには行動力が必要です。
「会社を辞める事」。
それが独立へ向けて1番最初の行動力です。
起業したい方向けに、以下の記事も参考にしてみて下さいね。
管理人・ライター / TOMOYA
49歳男性。
web制作、webマーケティング、また音楽関連の会社を東京都内で経営。(2011年設立)
栃木放送「Leina✫color」パーソナリティ。
大手企業でのサラリーマンから、ミュージシャンを目指した極貧生活、20を超える業種のアルバイトや正社員を経て起業。私生活では4回の結婚を経験するなどジェットコースターのような人生を生きる。
stand.fm始めました
TOMOYAの生きテクradio