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タイトルでもある通り、私は結婚・離婚を4回も繰り返してきています。
決してこんな事自慢している訳でもないですが、なかなかこんな奇行種のような経験されている方は少ないと思いますので、実際の私の経験から少しでもお役に立てそうな事を書こうと思っております。
まず、過去記事でも書かせて頂きましたが、バツ1、バツ2、バツ3、バツ4と経験してきた中で、それぞれ他人に話した時の反応が面白いので再度書かせて頂きます。
【バツ1だと話した時】
「まあ、今の時代、バツ1くらいは当たり前だよね」
という言葉を定型文かと思うほど言われます。本音はどうか知りませんが。
【バツ2だと話した時】
「あ、そうなんだ…」
という短い言葉で、あきらかに「お前が原因だよな?」という目で見られます。
【バツ3だと話した時】
「え?まじで?面白いね!」と手を叩いて笑われ、いじられます。
【バツ4だと話した時】
「うそ?」と短い驚きの数日後、真剣な恋愛・結婚・離婚の相談を受けます。
というように、4回もこんな経験をしていると、相談を受ける事も多く、また、それぞれ結構深刻な悩みがあるようなんです。
幸せそうに見える夫婦でも、周りにはわからないような色々、ありますよね。
今回、「離婚の理由」という事について書かせて頂きますが、皆それぞれ離婚したい理由や離婚した理由はそれぞれだと思います。
自身の4回の離婚理由もそれぞれ
私自身も、この4回の離婚理由を話させて頂くとすると、やはり様々です。
その離婚がどの理由かは書けませんが、自分や相手の浮気だったり、金銭面だったり、夫婦喧嘩がこじれてだったりと様々です。
その時その時は色々な事を一生懸命考えたり、相手を恨んだり、また落ち込んだり、本当に疲れる事ばかりですよね。
私が今まで聞いた話しの中でも、自分や相手の浮気、子供の事、セックスレス、相手への愛情の欠如、姑問題、金銭問題、性格の不一致など本当に様々で深刻です。
まあ、これだけ多くの夫婦が世の中存在していますから、色々な理由があって当然です。
私一人でも、離婚した4つの理由があるくらいですからね。
でも、確かに私は4回離婚して、理由もそれぞれあると書かせて頂きましたが、実は現在その考えは間違っていると思っており、理由はただ1つ、そして誰にとっても理由はただ1つだと確信しているのです。
そして、こんな私に相談して下さる方々にもこんな話しをします。
たった1つの離婚理由
早速この1つの理由を書かせて頂くと、「自分」、これだけなんです。
いやいや、相手が悪い!酷い!という声が聞こえてきそうですが、残念ながらそれが理由なのです。
私自身もそれを痛感していますし、色々な方の話しを聞いていても、やはり「自分」なのです。
どんなに相手に嫌な事を言われたりされたりしたとしても、それは全部自分が引き出しているものであり、じっくり考えるとその意味と本質はわかるはずです。
相手の言動や行動が凄く嫌になり、一緒にいたいという気持ちがなくなってしまう、でも、じっくり考えてみると、本当は自分が引き起こしている事、それをどうにか出来た事に気づくと思うのです。
実際に私の経験から書かせて頂きます。
絶対相手が一方的に悪いという洗脳
私の4回の離婚のうち、1つの例を書かせて頂きたいのですが、あくまでこれは相手を批判している事ではない事を予めお伝えしておきます。
それは、信頼関係の欠如から、深刻な夫婦喧嘩へと発展し、ある事が決定的なものとなって離婚となってしまいました。
私はある時から、相手の言動が凄く嫌になり、愛情を感じなくなり、イライラする毎日が続くようになりました。
「なんでこんな酷い事言うんだろう」「なんでそんな酷い態度が取れるんだろう」「なんでこの人は…」と、相手の自分に対する接し方がどんどん酷くなり、自暴自棄になっていました。
私は、毎日一生懸命仕事して、家にお金を入れて、家事も全部じゃないけど出来る限りするようにしていて、細かい事も言わないようにしているのに何故?という感じです。
そして、夫婦喧嘩が続いたある日、相手が私の悪口をSNS上にアップし、それについて繋がっている友人達と盛り上がっているのを目の当たりにしてしまったのです。
それは誰でも見れるものであり、私はかなりのショックを受けました。
「なんで自分の事を知らない人達まで悪口が言えるのか」
私はそれから家で話さなくなり、一緒にいるのが凄く嫌になり、私は相手に離婚したいと話しました。
そしてその一ヶ月後、離婚しました。
私は、自分の周りの人間に、どれだけ酷い事を言われてきたか、されてきたかを話し、皆共感してくれました。
完全に相手が悪いと、相手が駄目だったと思っていましたし、そう言っていました。
でも、最近その当時の事を思い出す事があります。
そして、必ず「何故離婚しなければ駄目だったのか」と思うのです。
あれだけ相手が悪いと思っていた感情が今は一切なく、自分が出来なかった事、してあげられなかった事を凄く考えます。
そして今、全部自分に原因があり、全て自分が引き起こした事だと確信しています。
全部相手が悪いと思っていたのは、自分で自分を洗脳していたからなんです。
その方はとても美人で賢く、特に料理が上手で、毎日文句の付け所のない手料理を振る舞ってくれていました。
フルタイムではないですが、仕事もしていたにも関わらず、毎日仕事帰りにスーパーで買い物をして、美味しい料理を作ってくれていました。
もちろん他の家事もこなしてくれてましたし、妻として、パートナーとして十分過ぎる事をしてくれていました。
私は、いつの間にかそんな日常を当たり前だと思うようになり、自分の仕事を一番に考えるようになり、感謝の気持ちや愛情が薄れていったんだと思います。
お金を家に入れている、朝から晩まで必死で働いている、だから当たり前。そんなふうに考えていました。
毎日晩ごはんのメニューを考え、買い物をし、料理をする。
しかも、ちゃんと健康の事もしっかり考えて。
それは凄く大変な事であり、全く当たり前の事なんかじゃないんですよね。
でも、私自身そんな事もわかってなかったですし、感謝の言葉もどんどんなくなり、愛情表現も減っていき、相手に不満を持たせてしまうようになったのです。
SNSにアップしてしまった事は、まだインターネットの知識がみんな薄かった事、ついやってしまった事で、本当は自分にとって何も大した事じゃなかった。
そして何より本人が一番後悔したはず。
相手が悪い事なんて何もなかった、全部自分が悪かったのだと、そして、全部自分の言動、行動で解決できた事なんだと、離れてみて気づいてしまうのです。
相手は自分の鏡
自分の経験から書かせて頂きましたが、私は何かを後悔しながら生きる人間ではないので、離婚した事自体後悔している訳ではありません。
それは、この歳になってもまだまだ未熟な自分の気づきであり、今後の人生に活かす為に考えるべくとても大事な事だと思っています。
これは、結婚生活だけに限らず、人間関係全てにおいて言えると思うのですが、「相手は自分の鏡」だという事です。
家族でも職場でも、相手の事に不満を感じるなら、それは自分自身であり、自分が作り出している事。
ようは、自分が変われば相手も変わるという、凄く単純な仕組みだと思うのです。
それをわかっていれば、おそらく私みたいに離婚する事もないですし、離婚したいという理由はなくなると思うのです。
それは、私自身が経験した4回の離婚全てに当てはまります。
相手が悪いと思っていた事も全て全部自分が引き起こした事、相手が憎いという感情は自分が映し出している事、自分が変わればほとんどの事が解決できた事。
私は今まで、離婚の理由を相手のせいにしていた部分があったり、それを人に話したりした事もありますが、それはとてもみっともない事だと思うのです。
「相手が悪い」と自分を洗脳する事をやめ、まず、自分が変わる事、自分がどうすべきかを考える事、それができれば離婚する理由、したい理由なんかなくなるのです。
私もこれからの人生、まだ結婚する?かわかりませんが、次こそは!という気持ちで生きてますので温かい目で見守って下さい。
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管理人・ライター / TOMOYA
49歳男性。
web制作、webマーケティング、また音楽関連の会社を東京都内で経営。(2011年設立)
栃木放送「Leina✫color」パーソナリティ。
大手企業でのサラリーマンから、ミュージシャンを目指した極貧生活、20を超える業種のアルバイトや正社員を経て起業。私生活では4回の結婚を経験するなどジェットコースターのような人生を生きる。
stand.fm始めました
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