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私はこのブログのプロフィールでも書かせて頂いている通り、47歳にして結婚・離婚を4回経験しています。
いわゆるバツ1からバツ4までを経験しているわけですが、その時その時他人の反応が違う事が面白いので、ちょっと余談ではございますがその事を少し書かせて頂きます。
【バツ1だと話した時】
「まあ、今の時代、バツ1くらいは当たり前だよね」
という言葉を定型文かと思うほど言われます。本音はどうか知りませんが。
【バツ2だと話した時】
「あ、そうなんだ…」
という短い言葉で、あきらかに「お前が原因だよな?」という目で見られます。
【バツ3だと話した時】
「え?まじで?面白いね!」と手を叩いて笑われ、いじられます。
【バツ4だと話した時】
「うそ?」と短い驚きの数日後、真剣な恋愛・結婚・離婚の相談を受けます。
この話しで何が言いたいかというと、この歳でバツ4にもなると、私がどう見られるかという事とは別に多くの相談を受けるようになるのです。
おそらく、何かしらのプロだと思われているのでしょう。
という事で、今回この遠距離恋愛に関して私の経験から書かせて頂きますが、今までに3回の遠距離恋愛を経験し、そのうちの1回は私から別れを告げ、1回は相手に別れを告げられ、もう1回は結婚というなんともバランスのいい経験をしています。
ですので、今回この経験から何かヒントになるものがあればと思い書かせて頂きます。
遠距離恋愛が終わっての別れ
1回目の遠距離恋愛は若い時でした。
高校3年生の時に付き合い始め、卒業後社会人2年目でこちらから別れを告げました。
付き合っていた子は同じクラスのとても可愛い子で、在学中はとても楽しい学校生活を送っていました。
しかし、卒業後の進路は既に決まっており、私は地元の某飲料メーカーへ、彼女は他県の銀行に行く事になっていました。
毎日朝から晩まで顔を合わせていた高校生活から、全く会わなくなり、しかも社会に出るという不安もありとても心細かったのを覚えています。
お互いに土日が休みだったので、どちらかが会いに行くという形を取っていましたが、今の時代とは違い、連絡方法は一般電話のみでしたので、彼女がいる銀行の寮に電話をかけるか、私の実家にかけてもらうか、という方法で連絡を取り合っていました。
私はとにかく電話で話せる事、また、休みが来る事をとても楽しみにしていましたね。
ですので、毎回別れ際はとても悲しく、涙を流していたのを覚えてます。
いやー、青春です。
でも、そんな生活を1年ほどした頃、彼女が銀行を辞めて地元に帰ってくる事になりました。
私はそれを聞いてもの凄く喜びましたし、それからの毎日の生活を考えると嬉しくてたまりませんでした。
でも、その半年後には、そんな彼女の事を振ってしまい、別れる事になりました。
私に他に好きな子ができてしまったからです。
彼女の事をもの凄く悲しませてしまいました。
相手に甘えすぎる
2回目の遠距離恋愛は、28歳から約1年間、私は東京でアルバイトをしながらシンガーソングライターを目指し、彼女は地元で働いていました。
その頃には携帯電話がありましたので、電話やメールでのコミュニケーション、そして月に1回程度彼女が東京に来てくれて、私は年に2回ほど地元に帰っていました。
私は慣れない東京での生活をしていましたので、精神的にとても支えられていた事を覚えています。
風邪を引いて寝込んだだけでも、仕事を休み、飛行機に乗って会いに来てくれてましたので、そんな彼女にちょっと甘え過ぎていたような気がします。
でも、ある日突然メールで別れを告げられました。
それはとても短いメールでした。
遠距離だからこそ相手を思いやる事の大切さ
3回目の遠距離恋愛は、35歳の頃から1年間、私は仕事で地元に帰っていた時、東京の医療機関で働いていた子と付き合っていました。
彼女との出会いはそれより4年ほど前で、出会った当初は時々メールのやり取りする友達でしたが、それから彼女が結婚し、離婚するまでは連絡を一切取っていませんでした。
彼女から離婚したとの連絡を受けて、それからメールでのやり取りが続き、私が東京に会いに行った時くらいからお付き合いが始まりました。
1ヶ月に1回、私が仕事で東京に戻るタイミングで会い、とても充実した日を過ごしていました。
もちろんメールや電話のやり取りはあったんですが、それ以外に手紙のやり取りをしていた事を凄く覚えています。
手紙が来る事も送る事も楽しみにしていたあんな毎日は、後にも先にもあの時だけでしたね。
遠距離でお付き合いをして時に喧嘩をした事は一度もありませんでした。
それよりも、お互いがお互いを思いやっていた事の方が大きかった気がします。
遠距離恋愛を続けた後、私は東京へ戻り、すぐに彼女と同棲を始め、そしてその2年後に結婚しました。(3回目の結婚です)
という事でざっと1回目から3回目まで書かせて頂きましたが、1回目はこちらから別れを告げ、2回目は別れを告げられ、3回目は結婚したというこの3つの違いを、自分自身で紐解いてみる事にします。
3回の経験からわかった事
急激な変化への準備
1回目に別れてしまった原因、また、私が他の人を選んでしまった原因をまず考えてみると、まだ社会人になったばかりの若い二人がいきなり遠距離恋愛を始め、燃え上がり、愛を育んでいたという所まではいいのですが、その後、彼女が地元に帰ってきて遠距離恋愛が終わったタイミング、という事が私の中で何かが変わってしまったと思っています。
遠距離恋愛って、会いたいのに会えない、近くにいない、という気持ちがとても辛く、相手への気持ちが高まってどうしようもない気持ちになります。特に若い時は。
でも、その期間に好きだ嫌いだだけではなく、もっと色々な事を話さなければダメだったような気がします。2人の事を。
燃え上がってしまって、会えた時は嬉しい気持ちしかないですからね。
でも、そんな気持ちが「愛」だと勘違いしているので、その遠距離恋愛が急に終わった時、始めはいいのですが、徐々に「いつでも会える」という感覚になっていき、それと同時に相手への気持ちが冷めていったような気がします。
今、遠距離恋愛をされている方、その燃え上がった気持ちが強い時に、距離が急激に近くになると、私のような事になる可能性があります。
その燃え上がった気持ちの時こそ、冷静になってお互いの事を考え、2人の事を話し合う事、いずれ遠距離恋愛が終わった時の準備をする事が大事だと思います。
不安にさせ過ぎない努力
2回目に別れてしまった原因、また、私が振られてしまった原因を考えてみます。
これに関しては、私に別れを告げた彼女にしか、本当の事がわかりませんが、全然心当たりがありますのでその事を話します。
1番の原因は、私が彼女に不安を与え過ぎてしまった事です。
遠距離恋愛って、信じ合えて成立するものだと思っていますので、どちらか一方でも相手の事を信じられなくなったり、不安になり過ぎたりしますと崩壊してしまいます。
私が与えていた不安はおそらく2つ。
1つは、東京でアルバイトを始め、女性の友達が急激に増えていった事。
田舎とは違い、東京で生活していると多くの出会いがあります。
特に私はコールセンターでアルバイトをしていましたので、男友達もそうですが、女友達もたくさん出来ました。そのフロアだけで数百人いるわけですから。
田舎に住んでいると、考えられないスピードで多くの人と出会いがあります。
もちろん環境にもよりますが。
ただでさえ、遠距離恋愛で不安な中、相手がそんな環境にいると疲れてくると思うんです。
あと1つは、私の将来を不安に思った事だと思います。
27歳で上京し、始めは純粋に応援してくれていたと思うのですが、それが続いて行く中で彼女の中に疑問が生じてくるのは当たり前です。
20代後半にもなって夢を追いかけ、いつになったら芽が出るのか、また果たしてその為に努力をしているのか、何の為の遠距離恋愛なのか。
彼女からの最後のメールは凄く短いものでしたが、こういった事が全て含まれていたような気がします。
今、遠距離恋愛をされている方、この2つ目の私の例から言える事は、相手に不安を与え過ぎてしまうと崩壊してしまう可能性が高いので、ちゃんとお互いに思いやって、よく話す事をお勧めします。
不安を与えない努力って凄く大事だと思うのです。
では最後に、結婚まで至った3回目の遠距離恋愛についてお話しします。
できるだけ手間をかける事を考える
これに関しては、1回目に問題だった、遠距離恋愛が終わるタイミングもバッチリでしたし、お互いに相手に不安を与える事もなかったですし、何より携帯電話でメールや電話が簡単にできる時代に、手紙を出し合ったりという、コミュニケーションを取る事を徹底していたような気がします。
それはただ、お互いに好きだ嫌いだという内容ではなく、お互いにもっと自分の事を知ってもらう為の事を書いたり、相手を思いやったりする内容を書いたりと、「本当に忙しい中よくやってたなぁ」と自分ながら思います。
まとめ
私のこの3つの経験から遠距離恋愛に関して言える事を再度まとめると、
① 燃え上がっている時に何か決断しない
遠距離恋愛は近くにいない、会えないという事で通常の恋愛よりも燃え上がりやすいです。
また、必要以上に寂しい気持ちや辛い気持ちになる為、その気持だけで急に環境を変えて一緒になると、急激に冷静に戻り、距離は近くても心が遠くなる可能性があります。
② 相手を不安にさせ過ぎない
遠距離恋愛は不安な気持ちがつきものですので、それを全く無くすというのは難しいと思いますが、不安にさせ過ぎる事を避けなければダメです。
不安にさせる行動、言動を考える必要がありますね。
③ 手間をかける
これは②にも言える事なのですが、会いたい時に会えない遠距離恋愛だからこそ、普段しないような手間をかける事が効果的だと思います。
私がしていた手紙交換ですが、これは凄く良いと思いますよ。
なんだか恥ずかしいと思うかもしれませんが、メールやLINEと違って冷静で、相手に気持ちが伝わりやすいです。また、楽しみが増えます。
そういった今の便利な時代だからこそ、手間をかける事が、遠距離恋愛を成就させるのに必要だと思います。
以上、私の経験から色々と書かせて頂きましたがいかがでしょうか?
私はこういった事を書いたり人に話したりすると、4回も結婚を失敗しているくせに、と思われるのでないかと考えてしまうような小さな人間です。
でも、こんなジェットコースターのようなメチャクチャな人生を歩んできた自分だからこそ、何かヒントになってもらえるような事があると思っています。
今、遠距離恋愛で頑張っている方、悩んでいる方、挫けそうな方多いと思いますが、辛くても相手を思いやる気持ちだけは忘れないようにして下さいね。
私のような失敗をしない為に。
出会いが欲しい方は、私が独自でアンケートを取った別記事も見て下さいね。
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管理人・ライター / TOMOYA
49歳男性。
web制作、webマーケティング、また音楽関連の会社を東京都内で経営。(2011年設立)
栃木放送「Leina✫color」パーソナリティ。
大手企業でのサラリーマンから、ミュージシャンを目指した極貧生活、20を超える業種のアルバイトや正社員を経て起業。私生活では4回の結婚を経験するなどジェットコースターのような人生を生きる。
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