マーケティングの事

マーケティングを学ぶ前に!まず身につけておくべき「マーケット感覚」

マーケティング

この記事の予想読了時間:約3分30秒

どの世界でもこの「マーケティング」という言葉は自然と入ってきますし、私も職種を聞かれると「webマーケティング」と答える事があります。

おそらく、「すごく大事な事なんだろうな」という事くらいはわかりますが、実際のところ深く理解している人は少ないかもしれません。

おそらく、かっちりとした定義があまりないからだと思うのですが、Wikipediaでは以下のように定義されています。

マーケティングとは

企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。

Wikipedia参照

という事なのですが、やはりわからない。

本当に簡単に説明させて頂くと、マーケティングとは、「お客様目線で物事を考え、商品やサービスを選んで頂く、又は買って頂く為の仕組みを作る事」です。

これは何か商売されている方だけでなく、会社員でもアルバイトでもこういった事をしっかり理解しておく必要があります。とても重要な事です。

でも、いきなり仕組みづくりと言われても難しいですし、マーケティングの勉強と言われても何から勉強すればいいのか、なかなか始められないかもしれません。

スタッフに、「しっかりマーケティングします!」と言われて、「3C分析」などキッチリやってもらったとしても、本当にわかってる?と思ってしまう事もあります。

要するに、形だけで捉えても何も意味がないです。

ですので、今回はこのマーケティングを学ぶ前に、凄く凄く大事な「マーケットの感覚」という事について書かせて頂きます。

とても大事な「マーケット感覚」とは

マーケット

私も色々勉強している中で、「ちきりん」さんという方著書の「マーケット感覚を身に着けよう」という本に出会い、これはめちゃくちゃ大事な事だ!と痛感しましたので、この本を参考にさせて頂きつつ説明させて頂ければと思います。

まず、「マーケット感覚」って何なのかというと、「価値を認識する能力」という事です。

この能力があるかないかで、今後の人生が左右されると言っても過言ではありません。

わかりやすく説明すると、例えば道を歩いていたら大きな金塊が落ちていたとします。
私達大人は間違いなくびっくりしますよね。

周りをキョロキョロしながら持ち上げてみたり、スマホで写真を撮って友達に送ってみたり、とにかく大興奮するかと思います。

でも、それが3歳くらいの子が見つけたとしたらどうでしょうか?
それはおそらくただの「物」にしか過ぎません。

じっと見たり触ってみるかもしれませんが、すぐに飽きて忘れてしまうでしょう。

これが、価値を認識する能力があるかないかなのです。

私達大人でも、この価値を認識する能力に欠けているならば、身近に価値があるモノが存在していてもそれに気づかず、「自分の回りには価値のないものばかりだ」というふうになってしまいます。

こういった能力を何も持ってないままマーケティングだ何だと言っても、何も始まらないと思いませんか?

ですので、この「マーケット感覚」というものは凄く重要になってきます。

いやいや、それくらいの能力は大人なら持ってるよ!という方も多いかもしれません。

ここで、ちきりんさんの本の中でもありましたが、私の周りでマーケティングに興味があるという人達にある質問をしてみました。

自己マーケット感覚テスト

飛行機でお馴染みの「JAL」ですが、この「JAL」のライバルは?という質問。

ほとんどの人が「ANA」だったり、「LCC」だったりと、他の航空会社の名前をできるだけ出そうとします。おそらく多くの人がそうすると思います。

しかしこれだと、この「マーケット感覚」に欠けていると言えるのです。

JAL

もちろん、他の航空会社もライバルですが、もっとしっかり見なければ駄目な点、想像しなければ駄目な点があります。

それはその「JAL」機に乗っている乗客の事。

その機内に200人の乗客がいるとします。

皆、他の航空会社と比較してその飛行機に乗っているのでしょうか?また、何故飛行機なのでしょうか?

例えば、この機内の3組の渡航目的を想像してみて下さい。行き先は大阪。

乗客① 仕事の顧客との打ち合わせに行っている。
乗客② 実家にお墓参りに行っている。
乗客③ 大阪の美味しいものを食べに行く。

この目的を想像するだけで、「JAL」のライバルが見えてきます。

まず、この3組に共通して言えるのは、行き先は大阪なので、便利な新幹線という選択肢もあります。また、格安の高速バスも多いので、新幹線や高速バスもライバルになりますよね?

乗客①に関しては、顧客との打ち合わせという事ですが、最近新型コロナ等で浸透してきた「オンライン会議」をする事で目的を果たす事も可能ではないでしょうか?

そうなると、こういった「オンライン会議」だったり、その他の便利なツールがライバルになります。

乗客②に関して、お墓参りに行くという事ですが、昨今流行しているのが、「お墓参り代行業」。

近くに住む方や業者にお願いして、お墓参りやお墓の管理をしてもらう事がもの凄く増えてきています。
もしかしてこの方も、そういった事を検討しているかもしれません。
ですので、こういった「お墓参り代行業」もライバルになります。

また最近では「マンション型墓地」というものも存在し、こういった所に墓地を移される方も多いようです。
これもライバルですよね。

乗客③に関して、これに関しましても一昔と違って、様々な通販サイトで全国、全世界の美味しいものを取り寄せる事が出来ます。

もしかすると、「次回は通販で頼もうね」と話し合っているかもしれません。

「通販サイト」、大きなライバルになりますね。

JAL2

というふうに、乗客の目的を想像する事で、本当のライバルが見えてくるのがわかりますよね。

この「JAL」のマーケティングを任されているとしたら、ライバルの航空会社ばかりを意識していても何も意味がありません。

新幹線よりも、オンライン会議よりも、通販よりも、このJAL機に乗ってそこに行くメリットを提案して行かないと本当のマーケティングとは言えません。

見逃しがちな事も

あと、ここで「JAL」のライバルは?という質問をしましたが、ほとんどの方が、JAL=旅客機という認識になってしまっています。

しかし「JAL」は旅客事業以外に、物流・貨物事業、ホテル、クレジットカード等様々な事業を行っていますので、そうなると、ライバルはかなりの数になるのではないでしょうか?

「JAL」のライバルは?という質問に対して、「ANA」としか答える事が出来なかった人、こういった事を知る事によってライバルのあまりにも多さに気づく事でしょう。

これが「マーケット感覚」です。

もう一つこの事について簡単に書かせて頂くと、「自分の価値」に気づいていない方が非常に多いと思います。

自分の価値について知る事の大事さ

価値

「自分は何もできない価値のない人間だ」と感じている人、多いのではないでしょうか?

でも、皆がその価値に気づいていないだけで、その自分の価値を知る事でこれからの人生大きく変わりますし、それも「マーケット感覚」に関係してきます。

例えば、専業主婦の方、毎日子育てや掃除や洗濯をしていて、一体なんの為にやっているんだろうと思っている方も少なくないと思います。

でも、この「専業主婦」という仕事には、世界に誇れるもの凄い技術がたくさんあります。

例えば子供に作るお弁当。

今流行りの「キャラ弁」とかもそうですが、こんなにお弁当を綺麗に美味しく作れるのは、日本の主婦だけだと思います。

パンにバターを塗ってお弁当箱に詰め込むのが当たり前の国などたくさんあります。

そういった国の人達からすれば、その技術は素晴らしく見習いたいと思っているかもしれません。

それは大きな大きな価値だと思います。

あと、「自分はコンビニのアルバイトだから何も価値がない」と思っている人もいるかもしれませんが、世界のマーケットで考えると、日本のコンビニや飲食店の接客の技術や、商品管理能力の高さは世界トップクラスで、海外に行けば間違いなく管理者クラスになるかと思います。

というふうに、狭い日本で何となく過ごしていますが、皆知らず知らず世界に誇れる、価値の高い技術を習得しているのです。

今、「made in japan」ではなく、「used japan」という方が浸透してきている通り、日本人が作ったモノだけでなく、「日本人が使っていたモノ」にものすごい価値があるのです。

そういった事を知っているだけで、様々な可能性が広まりますし、これから生きていく上で楽しみも増えてくるかと思います。

考え方、見方を変えてみる

見方

この「マーケット感覚」というのはもの凄く大事な事だというのは理解して頂いたでしょうか?

普段から当たり前の「目」で物事を見ず、考え方、見方を変えて見る。

そういった意識を持って生活するだけでも、この「マーケット感覚」は身につくかと思います。

私もまだまだその感覚を身に着けていると思いませんが、今後、マーケティングというものにしっかり向き合わなければ駄目な事を考えると、やはりこの「マーケット感覚」、育てて行きたいですね。

私が読ませて頂いた書籍、「ちきりん」さんの「マーケット感覚を身に着けよう」も是非読んで見て下さいね。

TOMOYA

管理人・ライター / TOMOYA
47歳男性。
web制作、webマーケティング、また音楽関連の会社を都内で9年経営。大手企業でのサラリーマンから、ミュージシャンを目指した極貧生活、20を超える業種のアルバイトや正社員を経て起業。私生活では4回の結婚を経験するなどジェットコースターのような人生を生きる。