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幸せっていつでも人生のテーマですよね。
今まで生きてきて「幸せになりたい!」という言葉を何度聞いたかわかりません。
それだけ、この「幸せ」という言葉には力があり、誰もが望む事だと思います。
でも、私自身この「幸せ」という言葉に若干違和感を持っており、幸せを感じる事があっても、「幸せになりたい!」と思った事はありません。
ですので、幸せになりたいという言葉を聞くと少し違和感を感じるのかもしれません。
私はいわゆるバツ4でして、47歳という年齢にして4回も結婚・離婚を経験してきました。
あまり失敗という言葉を使いたくないのですが、周りからは立派な大失敗に見える事だと思います。
しかし、私はバツ4になって不思議な体験をしています。
何が不思議かというと、バツ4になって急に色々な人から相談を受けるようになったのです。
実際、恋人や夫婦関係の悩みもそうですが、彼女、彼氏を作る方法、結婚する方法、離婚する方法など、様々な「方法」に関する相談を受ける事があります。
その中でも「幸せになる方法」というものを聞かれる事がありまして、なんでこんな自分に幸せになる方法など聞くのだろうと考えたのですが、おそらく、離婚を4回もしていながら幸せそうに生きている姿を見ての事だと思います。
一度飲み屋で初対面の方達に、バツ4という事を暴露したのですが、その中の1人の女性に「なんで?バツ4になったらもっと落ち込んでいるというか、不幸なオーラ出してるものじゃないの?」と言われました。
それがおそらく他人からみたバツ4に対しての正直な感想で、離婚を4回もしていながら、幸せそうでイキイキしている姿に違和感を感じたのだと思います。
ジャイアンの言葉で言うと「バツ4のくせに!」といった感じでしょうか。
といった理由で、「幸せになる方法」を聞かれると思うのですが、幸せになりたいと言っている人は、おそらくずっと昔から言っていると思いますし、この先も言うと思うのです。
人生をかけて「幸せになる方法」を探し続けていると思うのですが、私から見ると不思議でなりません。
今私は、本当に幸せだからです。
幸せの定義とは
では一体幸せって何なのでしょうか?
これは人それぞれ違うと思いますが、私が聞いてきた中での「幸せ」はこんな感じでした。
E子・20代女性
20代後半で結婚して、一戸建ての庭付きの家に住んで、子供2人と犬1匹がいる家庭を作る事
H子・30代女性
イケメン、年収1,000万以上、優しい、家事・育児をしてくれる、浮気しない人と結婚する事
Y男・30代男性
生活に困らないほどのお金があって好きな事をする事
F男・40代
とにかく自由になる事
若干聞いた話をニュアンスで書かせて頂いたので、全て正確ではないですが、おおまかにこんな感じです。
幸せの定義は皆それぞれ違っていて、おそらく、こうなれば幸せなんだろうなというイメージとして幸せを想像しているのだと思います。
でも、なかなか思い描いている幸せは掴めず、いつになっても幸せになれない、いつになったら幸せになれるんだろう、そんな事を常に考えるようになり、幸せになる方法がわからくなってしまうのです。
そして、「自分は不幸だ」となってしまう人が多くなっているのが現状といえます。
この「不幸」だと思っている人には必ず同じ特徴があり、必ずやめなければいけない思考や行動がありますので、そこからまず考えてみる事にします。
不幸だと思っている人の特徴
私に相談をしてくる方の殆どが、自分は不幸だと思っていて、その方々には同じような特徴、共通点があります。
私のそういった経験の中から書かせて頂きますが、あくまでも参考として捉えて頂けれはと思います。
いつもお金がないと言っている
この言葉は本当によく聞きますね。
お金があろうとなかろうと口癖のように言います。
この「お金がない」と言う人は、人を羨む心を持っている事が多く、誰かと比べて不幸だと感じるようです。
ある時思い立ったように宝くじを買い、それが外れてまた不幸だと思ってしまいます。
仕事・会社や上司の悪口が多い
仕事に対しての愚痴や、社内の悪口を言うという事は、常に自分の境遇に満足できず、自分は恵まれていない、いつも貧乏くじを引く、と思っているようです。
何か、又は誰かのせいにする事でその気持ちを薄めようとしますが、それで解決するはずもなく、どんどん自分を不幸に追いやってしまします。
心配事が多い
常に何かの心配をしています。
この「心配」の中にも色々ありますが、どうなるのかわからない未来の事を考えて心配している人が多いように思います。
例えば、老後の事、災害の事、交際相手、結婚相手の気持ちの事など。
もちろんある程度備える事は大事ですが、どうなるかわからない事で考え過ぎてしまうと、いつだって「今」が不幸な現実になってしまうでしょう。
ワイドショーを好んで見る
自分が不幸だと思っている人の大きな特徴の一つです。
でも、ワイドショーを見る事自体が悪い事だと言っているのではなく、不幸だと感じている人に、こういった人が多いという事です。
ワイドショーはテレビの世界で、テレビは商売として成り立てています。
ワイドショーが視聴率を稼ぐのに一番効果的なのが、人を不安にさせる事。
よって、世の中に対しての不安を感じる事が多くなり、絶望を感じ不幸だと思ってしまうのです。
まだまだたくさんあると思いますが、自分を不幸だと感じている人は本当に多く、それに苦しんでいる方は大勢います。
でも、実際幸せは誰でもなれる事で、誰にでもなる権利はあります。
この「幸せになれない」と思っている人は何故なかなか幸せになれないのか、何故いつになっても不幸なのか、その理由はたった一つだけです。
幸せになれるたった一つの方法
オランダの画家・ゴッホの言葉にこのようなものがあります。
美しい景色を探すな。景色の中に美しいものを見つけるんだ。
ゴッホ
この一言が全ての答えです。
この言葉には、見える景色の中に美しいものを見つける事が出来ない人間には、他の景色を見ても見つける事はできない、という意味が込められていると思います。
ようするに、今幸せだと思えない人、不幸だと思っている人は、どんな場面になっても幸せにはなれず、不幸になるだけなのです。
ずっと不幸だと思っている人は、何事にも感謝が出来ない人とも言えますし、その生き方はただの「エゴ」です。
この思考を持つ事ができないと、絶対幸せになれる訳がないと思っています。
また、「今」の中に感謝や幸せを感じれるようになれば、その幸せはどんどん大きなものになります。
これはもう決まっている事だと思うのです。
例えば、眠い中目覚まし時計に起こされてイヤイヤ起きた今日の朝は、昨日亡くなった人からすれば、どうしても生きたかった今日なのです。
ため息をつきながら起きる人が幸せに気づける訳ないです。
お金がないと言っても、この日本でお金がなくなって餓死する事はまずありえません。
どこにだって仕事はありますし、頼めば貸してくれる人もいますし、全部なくなって生活できなくなっても、生活保護を受ける事ができます。
仕事があって、お金を貰える事がどれだけ素晴らしいか、それに気づく事ができれば愚痴や悪口もなくなりますし、心配事もなくなりワイドショーよりも楽しい事がたくさんある事に気づくはずです。
まず、一番大事な、「今を幸せだと思える事」から始めない事には、どんなに素晴らしい人と結婚できても、お金がたくさん入っても、いずれはまた不幸になるでしょう。
時々、あなたから見て明らかに幸せそうな境遇で生きている人が、問題を起こしたり、悲しんでいたりするのを見て不思議に思う事あると思います。
結局人は、何かを手に入れたからといって幸せになれる訳ではないんです。
その事に早く気づき、今、自分がどれだけ幸せかを考える。
そういった思考で生きている人だけが、本当に幸せに生きていく事ができ、その幸せがどんどん大きくなっていく、そう確信しています。
管理人・ライター / TOMOYA
49歳男性。
web制作、webマーケティング、また音楽関連の会社を東京都内で経営。(2011年設立)
栃木放送「Leina✫color」パーソナリティ。
大手企業でのサラリーマンから、ミュージシャンを目指した極貧生活、20を超える業種のアルバイトや正社員を経て起業。私生活では4回の結婚を経験するなどジェットコースターのような人生を生きる。
stand.fm始めました
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