この記事の予想読了時間:約7分30秒
「運」を信じるか信じないか、という話しになる事がありますが、そもそも「運」を信じないという事を考えている時点で、運は掴めないですし、「運」というものを勘違いした捉え方をしていると思います。
私も10年会社経営をしておりますが、長く続けている経営者ならほとんどの人がこの「運」を理解し、意識していると思います。
まず、「運なんか関係ない」という人は、自分の努力や実力しか信じていないという事になります。
もし、何かで成功したとしても、そんなふうにしか考えられない人は、おそらく長続きしないような気がします。
例えば、何かを成功させる上での出会いや、環境など、そういった事も含め全部自分の努力や実力だけと思う事には、到底無理があると思うのです。
ですので、この「運」というものは必ずあると確信した上で、このタイトルでもある通り「運気を上げる」事について書きたいと思います。
成功例の全てに「運」を感じる
冒頭でも書かせて頂いた通り、私は起業して10年経ちますが、今まで黒字経営をしてきましたし、とても小さい会社ですが、多い年には1億数千万円ほどの利益を出させて頂きました。
他の記事でも書かせて頂いてますが、私は起業する為に必要な知識があった訳ではなく、経営者の素質があった訳ではなく、専門的な事を学んできた訳でもありません。
最終学歴も高卒ですし、親はサラリーマンで、田舎の平凡な家庭で育ってきました。
ですので余計にですが、到底自分の実力や努力だけでやってこれたとは思えないのです。
でも、起業当初から何故かある程度成功させる自信はありましたし、今でもそう思い続けています。
そして、この10年の間に「うまくいった」という成功体験には、必ず自分では信じられないような「運」を感じていました。
そういった事もあり、今まで運気を上げる為に必要な思考と、持ってはいけない思考を理解したと思っていますので、その「思考」について書かせて頂きます。
運気を上げる為に持つべき思考
まず、この運気を上げる思考ですが、1番は「自分は運が強い」としっかり思い続ける事です。
そして、自分の今の存在、空気が吸えている事、食べる物がある事、住む家がある事、全てに「ついている」と感じ、それに感謝する事です。
常にポジティブな思考を持っていれば、必ず運は見方してくれます。
思考は感情になり、感情は波動になりますので、良い思考は良い波動となって、そういった良い運を引き寄せると思っています。
ラジオの周波数と同じで、ある周波数に合わせる事によって、同じ周波数のチャンネルが聞けるにと同じ原理ですね。
では、絶対に持ってはいけない思考とはどんな思考ででしょうか?
持ってはいけない思考
まず、「運など信じない」という思考です。
この思考でいても運気を上げる事などできず、何事も成功は難しいかと思います。
実力、努力には限界がありますし、人間一人の実力など大したことないです。
そして、「不安」というやっかいな思考です。
人間は常に「今」を生きているはずなのに、誰もわからない「未来」に関して不安を抱きたがります。
「もし~ならどうしょう」「もし~だと困る」など、未来に対してネガティブな思考を持つ事ほど無駄で、マイナスになる思考はありません。
そのネガティブな思考は、もちろんネガティブなものを引き寄せてしまいますので、運気が上がる訳はなく、下げてしまう事になってしまいます。
先の未来を考えて不安を抱えたところで、この先どんな事があるかなんて誰にもわかりません。
ですので、上手くいく事だけを考えて、常にポジティブな思考でいる事でいる、それだけでいいんです。
運を感じた体験談「スタッフとの出会い」
私自身、特に起業後はこういった運を引き寄せる思考を、自然としていた事もあり、今まで数多くの「運」を感じてきました。
その数え切れないほど感じてきた「運」を、実際の体験談から少しだけ書かせて頂きます。
今回は、今現在弊社で活躍するスタッフとの出会いの話になりますが、このスタッフ4名のうち3名は、過去に一緒に仕事をしていた仲間で、1名は知人の会社のスタッフでしたが、この4名の誰が欠けていても今はありませんでした。
そしてこの4名との出会いや再会も、大きな運だと思っていますので、その事について書かせて頂きます。
T君との再会
私が10年前に起業した際は私一人でした。
ホームページ制作会社として立ち上げたのですが、私一人で制作業務を行っている中で、SEO対策の大きな仕事を依頼してこられた会社がありました。
起業したばかりで、喉から手が出るほど欲しい仕事でありましたが、私一人ではその業務がどうやってもできる訳がなく、また、これから求人する時間やお金もなく、泣く泣くその仕事を断ろうかと考えていました。
そして、その返事をしようと思っていた矢先、以前の会社で部下だったあるシンガーソングライターのT君から、「ライブを見にきて下さい」と久しぶりに連絡があり、そのライブを見に行く事に。
そしてそのライブが終わった後、彼と飲みながら雑談していると、
「今行っている派遣の契約、昨日で切れたんですよね」
とぼそっと言ってきたのです。
私は彼に、これまでのスキルを聞きましたが、SEO対策をするのに申し分ないスキルだった為、すぐにうちの会社に誘い、T君も喜んで承諾し、すぐに働く事になりました。
そして、例のSEO対策の仕事も引き受け、2人で勉強しながらあっという間に結果を出せ、そしてそのSEO対策の仕事もたくさん舞い込んでくるようになりました。
その後、SEOは弊社の大きな事業の1つとなり、今に至っています。
SEO対策の依頼、T君のライブのタイミング、また、私が起業したなど知らなかった彼が、私を誘ってくれた事、彼が培ってきたスキル、全て偶然とは思えません。
K君との再会
SEOの対策や、ホームページ制作の仕事を行っていく上で、営業マンが必要になってきました。
私もT君も、制作業務が多忙になり、営業や打ち合わせに行く時間を取る事が難しくなってきたのです。
思い切って営業マンを募集しようと思い、数名面接しましたが、結局うちのような小さな会社で働こうと思ってくれる人はいませんでした。
「どうしようか…」と悩んでいた矢先、それもまた以前の会社で優秀な部下だったK君から、アルバイト先での社員登用に断念して、アルバイトを辞めるという事を聞きました。
K君は営業マンではありませんでしたが、私はずっと営業に向いていると思っていましたので、彼に来てくれないかと話し、すぐに営業マンとして入社しました。
入社後すぐに成果を上げ、顧客もどんどん増えて行き、会社の売上もどんどん上がっていきました。
Mさんとの再会
その1年後、ホームページ制作を依頼してくれる会社の規模も大きくなり、ホームページ制作に関して半分素人の私は、自分のスキルの限界を感じていました。
そして、求人募集をする事にしましたが、その当時の会社が東京郊外だった事、そしてその当時出せる給与が、優秀なデザイナーに支払えるほどなかった事もあり、かなり行き詰まってしまいました。
それからすぐに、これもまた以前の会社で優秀なデザイナーをしていたMさんから連絡があり、
「結婚して、旦那さんと田舎に引っ越そうって話になったんです。その為、今働いている会社を辞める事になったんですが、在宅社員で雇ってもらうところ探しています」
びっくりしましたね。
そのMさんは元々とても優秀なデザイナーでしたが、その後大手のデザイン会社に就職し、そこで身につけたスキルもあったので、かなりの期待ができると思いました。
「在宅」という事でしたが、とても信頼できる人間だったので心配はせず、また在宅という事から低い給与でも良いとの事で、予定していた給与金額はクリアしました。
一瞬で優秀なデザイナーを好条件で入れる事ができたのです。
もちろん、すぐに期待以上の仕事をしてくれ、更に会社の業績は上がっていきました。
Hさんとの出会い
そしてもう一人は、起業して2年目に遡りますが、当時のSEO対策で必要なライターが足りていませんでした。
T君がほぼ一人でやっていたのですが、ライティング業務に限界がきてしまったのです。
その当時、別業種の会社を経営している知人と一緒に事務所を借りて仕事をしていました。
その知人の会社にパートで働いていたHさんが、知人の都合でどうしてもその会社を辞めなければいけなくなり、「クビにするのは申し訳ない」と知人が悩んでいるのを知りました。
私は、事務所も同じの為、そのままうちの会社に来てもらう事を提案し、Hさんも承諾し、すぐにうちで働き始めました。
未経験の仕事とはいえ、すぐに才能を開花させ、今ではライティングする為に生まれてきたのではないかと言うほど文章力に長けています。
現在、1番始めに書かせて頂いたT君が辞めてしまいましたが、彼が土台にしてくれた仕事は今とても重要なものになっています。
そして他の3人に至っては、この会社に欠かせない重要なスタッフになっており、その出会いや再会のタイミングやそれぞれのスキルを考えると、これは努力だけではどうにもならない事だったと思うのです。
運気を上げ続ける思考を
この話は現在弊社で活躍しているスタッフの話ですが、これだけでも「運」というものが大きく関わっているのがわかります。
もちろんこれだけではかく、数え切れないほどの運を感じてきました。
冒頭でも書かせて頂いた通り、私は起業当初からネガティブな思考を持った事がなく、常にポジティブな思考を持ってきました。
もちろん会社のピンチもありましたが、その都度それはチャンスだと思い、そして実際それがチャンスになり、数多くの成果を上げてきました。
私もスタッフも皆もちろん今まで努力をしてきましたし、厳しい時期もありました。
でも、本当に「必ずうまくいく」「もっと成果を上げれる」という思考を持ち続け、実際に運を味方にしてきた事は事実です。
こんな話をすると、「運なんて」という方もいるかと思いますが、多くの成功者達はこの「運」を味方にしてきた事は間違いありません。
私もまだ「成功」したとは言えませんが、今の仕事、生活全て満足していますし、ついていると思っています。
まだまだこれからやりたい事がたくさんありますので、これからも、「自分は強運だ」という思考を持ち続け、当たり前の努力をし、とにかく日々を楽しみ、これから起こる事にワクワクしながら生きて行こうと思います。
管理人・ライター / TOMOYA
49歳男性。
web制作、webマーケティング、また音楽関連の会社を東京都内で経営。(2011年設立)
栃木放送「Leina✫color」パーソナリティ。
大手企業でのサラリーマンから、ミュージシャンを目指した極貧生活、20を超える業種のアルバイトや正社員を経て起業。私生活では4回の結婚を経験するなどジェットコースターのような人生を生きる。
stand.fm始めました
TOMOYAの生きテクradio